真珠湾関連の無線日誌発見 送信所、2カ月前から緊迫 潜水艦向けに軍事情報

 日米開戦の口火を切った真珠湾攻撃で、旧日本海軍が潜水艦に向け、軍事情報の無線送信に使ったとされる「依佐美送信所」(愛知県刈谷市)の当時の稼働状況が記された業務日誌が見つかった。具体的な内容は分からないものの、攻撃2カ月前の昭和16年10月中旬からほぼ連日稼働し、事態が緊迫していく様子が読み取れる。共同通信が市に情報公開請求、確認した。

 日誌は1日ごとの機器の始動や停止時刻などが記載されている。同年は6月中旬から約3カ月運休状態だったが、9月に試運転が始まった。作戦決行を伝える暗号電「ニイタカヤマノボレ1208」が発令された12月2日、攻撃当日の8日の記録もある。8日は午前1時から18時間半稼働。

 同送信所はもともと国策会社の外交・通商用施設。水中深くまで伝わる強力な電波を飛ばせたため、戦時は軍の打つモールス信号を中継した。日誌の備考欄の一部には「海軍ノ要求ニヨリ」「海軍試験ノタメ」との記述も確認できる。

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