ライチョウ捜索打ち切り、2週間発見できず

 長野県大町市の市立大町山岳博物館の付属園で人工飼育している国の特別天然記念物ニホンライチョウが、10日に逃げ出してから2週間。市職員らは最大約130人の態勢で山麓などを連日捜索したが発見に至らず、23日で捜索を打ち切った。博物館の鳥羽章人館長は「繁殖活動に取り組む矢先に、貴重な雌を逃がしてしまい申し訳ない」と謝罪した。

 ライチョウは10日、同園で飼育している4羽のうち雌雄2羽が、飼育舎の窓から逃げ出した。雄は約5時間後に近くの草むらで発見されたが、雌は見つからず、10日と11日は100人以上の態勢で捜索。12日以降は、市職員らが車で巡回するなどしていた。24日以降は、目撃情報があれば捜索する方針。

 人工飼育のため、餌の見つけ方や天敵から身を守る方法を知らず、生存の可能性が低いと判断したほか、2週間がすぎて近くにいる可能性も少なくなったとしている。

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