高い光学性能と機能性 ニコンの新しい超広角PCレンズを試す

【カメラを持って出かけよう!】

 ニコンイメージングジャパンが昨年10月28日に発売したレンズ「PC NIKKOR 19mm f/4E ED」(希望小売価格44万2800円)。焦点距離19mmの超広角PCレンズで、従来のレボルビング機構に加え、シフトとティルトの作動方向を平行から直交まで自由に設定できる新しい機構が最大の特徴だ。今回は、同社のデジタル一眼レフカメラ「D810」と組み合わせ、試し撮りに挑戦した。(産経デジタル イザ編集部 文・津田克仁、写真・長谷川悠人)

 レンズ名の「PC」とは、「パースペクティブコントロール」の略。パースペクティブとは遠近感のこと。建物などを広角レンズで見上げて撮影すると、パースペクティブによって上方がすぼまって写るが、このレンズを使えばそういった歪みを補正できる。奥行きのある被写体の手前から奥まで全体にピントを合わせることも可能だ。

 画像周辺部まで行き渡る高い解像力と、優れた像面の平坦性も魅力のひとつで、画像のすみずみまで精細に描写できる。焦点距離19mmの画角は、大判・中判カメラで建築物やインテリアを撮影する際に使用頻度が高い。よって、建築写真を仕事や趣味にしているユーザーにおすすめのレンズといえる。

 実際に使用してわかったことは、「手持ちでの撮影は難しい」ということ。三脚にしっかりと固定し、細かい調整を重ねてから撮影に臨んだ。また、シフトやティルト機能を使った「アオリ撮影」は経験とテクニックが必要と感じたが、高機能のレンズだけに、うまく使いこなせば表現の幅がぐっと広がるにちがいない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ