「真田の赤備え」は“幻”ではなかった 赤い甲冑を発見 長野の個人宅で保管 真田宝物館で公開中

 勇猛果敢な戦国武将として知られた真田信繁(幸村)ら真田家を象徴する「赤備(あかぞな)え」が実在したことを裏付ける甲冑(かっちゅう)が、一族ゆかりの長野県東御市の個人宅に保管されていたことが分かった。「真田の赤い甲冑」は古文書に記述が残るものの、実物は確認されておらず、初の発見となった。真田宝物館(長野市松代町)の特別企画展「真田一族」で4月3日まで公開されている。

 甲冑や旗指物を真紅に染める赤備えは、昨年放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」のクライマックスシーンにも登場した。

 赤い甲冑は、同館の降幡浩樹学芸員が昨年12月、真田家につながる海野(うんの)衆で真田右馬亮(うまのすけ)の末裔(まつえい)にあたる深井家を調査に訪れて確認した。右馬亮は、「真田丸」で俳優の草刈正雄さんが演じた昌幸の父、幸綱の兄だという説が浮上し注目されている。

 海野衆の血を引く右馬亮の子孫の多くは、上田城再建後に出石(いしず)藩(兵庫県豊岡市)に移った仙石氏に仕えた。しかし一部は、真田家に縁深い地域にとどまり、系譜を継ぐ深井家も現在の東御市に帰農して定着したとされている。

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