震災で活動の消防艇「たちばな」引退 新艇「たかとり」就航 神戸

 平成7年の阪神大震災で活動した神戸市消防局の消防艇「たちばな」の老朽化に伴い、新しく配備された消防艇「たかとり」の就航式が20日、同市中央区の水上消防署の浮き桟橋で開かれた。

 同局によると、「たかとり」は全長24・5メートル、総トン数46・0トン。放水量は毎分1万6千リットルと消防車8台分で、船舶火災の消火や海難事故の救助などにあたる。船名は公募で選ばれ、かつて航海者の守り神とされた「高取山」(同市長田、須磨両区)に由来する。

 「たちばな」は3年に運用を開始。震災時に大規模火災に見舞われた長田区で消火活動を行い、老朽化のため、この日で役目を終えた。

 就航式では、抽選で選ばれた市民が「たかとり」と「たちばな」の一日船長を務め、放水を指揮。「たちばな」が最後の放水演技を行うと、市民から盛大な拍手が送られた。

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