「死後離婚」女性に多いのは根強い日本の家制度の影響か

 死後離婚--離婚といっても、生前離婚とはまったく別もの。配偶者の死後、『姻族関係終了届』を提出し、配偶者の血族(姻族)との関係を終わりにすることを指す。

 だが、そもそも配偶者と死別した時点で、婚姻関係は終了しているので、わざわざ離婚する必要はなく、死後離婚届というものが、存在しているわけでもない。

 また配偶者の血族とは、配偶者の両親、祖父母、曽祖父母、兄弟姉妹、叔父叔母、甥姪までの3親等の血族をいい、かなり幅が広いと、丸の内ソレイユ法律事務所・代表弁護士の中里妃沙子さんは言う。

 「民法上では、親子の扶養義務を定めていますが、これはあくまで道徳上の問題。嫁が義理の両親の面倒を見なくてもペナルティーはありません。しかし、もともとの関係が悪く、いつか縁を切りたいと思っていた人にとっては、これが唯一の救済策になります」(中里さん)

 『姻族関係終了届』の提出に義親の合意は必要ない。自分の意思のみで提出できるので、嫌いな親類と縁が切れる、と注目を浴びている。

 さらに、戸籍上は、亡くなった配偶者との婚姻関係はそのまま残るので、届け出後も遺産や遺族年金は受け取れる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧