しあわせの国・眞子さま同行記(3)「かまれでもしたら…」とはらはら 犬にとっても「世界一幸せな国」

 「人も歩けば犬に当たる」。秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまがご訪問中のブータンの首都ティンプーは、とにかく犬が多い。歩道、車道、路地、広場…場所という場所に犬が悠然と寝転がっており、注意をしていないとうっかり踏んでしまうほどだ。夜になれば縄張り争いなのか、犬のほえる声が至るところから聞こえてくる。

 ほとんどが野良犬とみられ、かまれれば狂犬病にかかる恐れもあるという。邪魔だし、うるさいし、危険だが、住民は意に介さない。それどころか人によっては、餌を与えている。道端にご飯が盛ってある光景を目にすることは日常茶飯事だ。

 もはや“お犬様”と言えるが、どうして犬が多いばかりか、優しく扱われているのか。

 調べてみると、ブータンでは生物が死後に別の存在として生まれ変わると強く信じられており、何に生まれ変わるかは現世の行いに左右されるという。そのため、ブータン人は殺生を嫌うといい、蚊ですら殺すのをいとうとのこと。特に犬は来世で人間になると信じられているため“丁重”に扱われており、増え放題となっているわけだ。

 他国に息づく宗教的な考え方について、とやかく言うつもりはない。むしろクジラやイルカだけを大切にするような人々と比べ、より分かりやすく、より実践的とすら思える。

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