しあわせの国・眞子さま同行記(5)遠いブータンに“日本の風景” 現地で尊敬集める日本人の足跡

 ブータン西部のパロ。商店が並ぶ1本のメーンストリートと同国の玄関口「パロ国際空港」が主となる同国第2の都市だ。そこから少し車を走らせると、一面に棚田が広がるのが目に入る。国土全体がヒマラヤ山脈の斜面に位置するブータンならではの光景だ。

 6月の今はちょうど田植えの時期で、パロを訪問中の秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまも5日の視察先で、「こちらの方(地元住民)が機械を使って田植えをしているのを見ました」と話されたように、至るところの水田から小さな苗が頭を出している。

 日本と気候が似ているため、マツなど植物も似たものが育つといい、パロの田園風景を見ていると、ふと日本の田舎に来たかのような錯覚に陥る。ブータン人は日本人と顔が似ているからなおのことだ。

 この風景の一部を形作るのに一役買ったのが、「ブータン農業の父」として有名な日本人の農業技術専門家、故西岡京治さんだ。西岡さんの活躍については別の記事に書いているので詳細は割愛するが、パロを中心に農業の機械化、稲の品種改良、新しい野菜の導入を進め、28年間にわたって同国の農業発展に尽力した。1992年に現地で急逝した際は、外国人として異例の国葬が執り行われた。

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