小池知事が築地市場で業者に陳謝 「約束を守れていないことをおわびします」

 東京都の小池百合子知事が17日午後、中央区の築地市場を訪問し、豊洲市場(江東区)の土壌汚染に関して地下水などに含まれる有害物質を基準値以下にする「無害化」を果たせていないとし、同市場の業者らに陳謝した。

 この日、築地市場内の講堂に集まった約100人の業者の前に立った小池知事は「無害化が達成されていないのは事実。約束を守れていないことを都知事としておわびします」と述べ、10秒以上も頭を下げた。

 それに続き、小池知事は参加した業者たちから市場移転に関する意見を聴取。マイクを取った計11人のうち、築地再開発を訴えたのは水産仲卸業者ら4人、豊洲市場移転を支持したのは卸売業者や業界団体関係者ら5人、残る2人は特定の移転希望先は明確に言及せず、「市場の安心安全」化などを求め、業種によっても主張が分かれた。

 小池知事は地域政党「都民ファーストの会」の代表も務め、午前中は都議選(23日告示、7月2日投開票)に中央区から出馬する公認候補の街頭演説に同行。市場移転に関しては週明けにも最終判断を示すとみられる。関係者は、豊洲への市場機能移転と築地跡地の「食のテーマパーク」化などの再活用案が有力候補として検討されていると明かす。

 築地再整備を求める仲卸業者の一人は、小池知事の陳謝について「謝罪もパフォーマンスでしょ。自分たちを(選挙に)巻き込んでほしくなかった」と語った。

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