1歳雌野生トキ抱卵やめる 新潟・佐渡

 環境省は19日までに、新潟県佐渡市の野生で生まれ、抱卵が確認されていた国の特別天然記念物トキの1歳雌が抱卵をやめたと発表した。2歳未満のトキの抱卵が確認されたのは国内初で、孵化(ふか)するかどうかが注目されていた。

 環境省によると、ペアは1歳の雌と、平成28年に放鳥された5歳の雄。4月27日に抱卵を確認、5月下旬ごろに孵化する予定だったが、今月14日、2羽とも巣におらず、抱卵をやめているのを確認した。

 野生で生まれた別の1歳雌と野生の雄のペアによる抱卵も5月に確認されていたが、その後抱卵をやめたのが判明していた。

 環境省の若松徹首席自然保護官は「個体が若く繁殖経験がなかったせいか、孵化まで至らなかったのは残念。今後は1歳でも繁殖に参加しうると踏まえた上で保護活動を展開したい」と話した。

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