若者のみそ汁離れ「1、2カ月飲まない」 日本の伝統食に何が起きているのか

【関西の議論】

 かつて食事になくてはならない存在だった「みそ汁」が、食卓から遠のいている。大阪の街頭で、若者を中心に30人に「みそ汁を週に何回飲むか」と尋ねたところ、11人が2回以下と回答した。このうち、「1、2カ月くらい飲んでいない」など月1回以下とした回答が4人を占め、だしをとることを知らない人もいた。一般家庭の消費も減少しており、1世帯あたりのみその年間購入量は約30年で半分以下になった。大手みそメーカーのマルコメは若者のみそ離れを食い止めようと、世界的なモデルやアイドルをCMに起用するなど対策に乗り出した。日本の伝統食に何が起きているのか。(張英壽)

 「具が限られる」と不満、だし知らない若者

 「みそ汁を週に何回飲むか」と30人に尋ねたのは、大阪・ミナミ(大阪市中央区)の繁華街。若者の実態を把握するために、20代を中心にした。

 「多くても週に1回。スープをつくるなら主菜になるポトフとか鍋物。みそ汁は主菜にならない。それにみそ汁はだしからとらないといけないので面倒くさい」

 1人暮らしで自炊派の大阪府大阪狭山市の女性会社員(29)はこう答えた。

 「週1回飲むか飲まないか」と回答した大阪府柏原市の女子大学生(19)も自炊しているが、「みそ汁はつくらない」という。「ニンジンやキャベツ、タマネギ、ジャガイモといった野菜をいっぱい入れてコンソメスープなどをつくる。みそ汁だと、具がワカメやジャガイモなど限られるので」

 一方、実家暮らしの大阪府泉南市の男子大学生(22)は「週2回ぐらい」と答えたが、「家の食事は洋食とか中華、お好み焼きとかで、なかなかみそ汁は出ない」と打ち明けた。この男子大学生にみそ汁のつくり方を尋ねると、「お湯を沸かしてみそを入れる」とだけ答えた。だしをとることを指摘すると、「みそ汁ってだしをとるんですね」

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