「一旦、気分を仕切り直していただいて真っ白な、気軽な気持ちに」加藤一二三・九段が藤井四段の連勝ストップでコメント

 藤井聡太四段の連勝ストップについて、加藤一二三・九段が次のようなコメントを出した。

 藤井聡太四段の9七歩は好手でしたので一時、互角になったように思いましたが、佐々木勇気五段の5八玉がさらに良い手だったので、藤井四段側にはこれを凌ぐ手が見つからず、以後、佐々木五段側が好転し、本局は藤井四段の負けとなりました。

 30連勝という、初の連勝記録大台達成は惜しくも実現なりませんでしたが、藤井四段の実力は中学生にしてすでに本物です。

 14歳にして常に沈着冷静、強靱な精神力を備える藤井四段ではありますが、他方でプレッシャーも無意識下には感じていたはずです。

 ここで一旦、気分を仕切り直していただいて真っ白な、気軽な気持ちになっていただき、ここからまた新たな目標の達成に向けて今後はさらに伸びやかに、しなやかに、研鑽を重ねていただけたらと考えております。

 長い棋士人生は今、ここに始まったばかりです。

 この先の勝ち星も敗戦も、そのすべてを御自身の力にかえて人々のこころに感動を与える棋譜を数多く紡いでほしいと願います。

 超新星の誕生に湧く将棋界ですが、平安時代より指し継がれる『将棋文化』が、大輪の花を咲かせることができるよう、偉大な後輩の成長からは今後、ますます目が離せませんね。

加藤一二三

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