富士山頂の鳥居、76年ぶり建て替え 「末永く登山者を見守って」

 富士山山頂の富士山本宮浅間大社奥宮前にある鳥居が、76年ぶりに建て替えられた。奥宮が昨年、老朽化のため全面改修されたのに伴うもので、同大社庶務課長の小西英麿さん(58)は「末永く登山者を見守ってほしい」と話している。

 鳥居は高さ約4メートル、重さ約1・4トンのヒノキ製。塗料を使っていないため、ヒノキそのものの白っぽい色をしている。大きさやデザインは、昭和16年に東京の広告会社が奉納したこれまでの鳥居とほぼ変わらないという。

 社寺関連の建築を手掛ける富士宮市の「協和産業」が5月下旬から製作。今月10日に十数個の部材を5合目から山頂へ運んだ後、作業員9人で元の鳥居の解体や新しい鳥居の組み立てを進め、12日に作業を終えた。

 協和産業の塩沢宏章社長(63)は「山頂での作業は空気が薄くて過酷だったが、めったにできない仕事。無事に終えられてほっとしている」と話している。

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