「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が短命の「ワケ」

 秋田は厚生労働省がまとめた平成28年の人口動態統計(概数)では出生率▽死亡率▽出生数から死亡数を引いた自然増減率▽婚姻率▽死因別死亡率のがん▽脳血管疾患▽自殺率-の7項目でワースト1である。県人口は4月、87年ぶりに100万人の大台を割り、少子高齢化と人口減少に歯止めがかからない。

 年齢調整死亡率をみると最低は男女とも長野で健康寿命が長い。秋田は男性でワースト2位。病名別で秋田はがん(悪性新生物)で男性ワースト2位、女性で3位だ。

 秋田でがん死亡率が高い理由を、秋田大医学部附属病院の羽渕友則院長は、「過疎化と高齢化に加え喫煙や飲酒、塩分摂取量の多さなど食生活の問題で予防ができていない。がんの生存率も低く、医療機関の検診レベルにばらつきがあり早期発見につながらないことや、過疎化で病院に通いにくい人が多いことも理由の一つ」とみる。

 秋田大のまとめによると、秋田県の成人喫煙率(2013年)は男性38・2%で全国5位、女性10・6%で全国14位だ。日本酒消費量は年間8リットルで2位(2012年)。こうした背景が肺がんや食道がん、胃がんなどの罹患率を上げている。さらに「深酒した翌朝は自己嫌悪に陥り自殺しやすい傾向がある」(羽渕院長)飲酒癖も、自殺率を引き上げてもいるようだ。

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