「ないないづくし」自虐的動画が大ウケ 和歌山のPR手法が話題に

 和歌山県の魅力発信にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用する動きが広がっている。中でも写真共有アプリ「インスタグラム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」など視覚的に訴えるツールは、知られざる絶景などの魅力を口コミで“拡散”させる可能性を秘めており、期待されている。山間のある町は「電車も、ファミレスも何もない」が、「遮るものがない」豊かな自然に恵まれ、「最高の“ない”がここにある」と動画でPR。逆説的でユニークな“宣伝”が話題を集めている。(福井亜加梨)

「訪日外国人観光客“0”の町」。ユーチューブで公開されている紀美野町のPR動画

「訪日外国人観光客“0”の町」。ユーチューブで公開されている紀美野町のPR動画

 ハッシュタグで発信

 白い石灰岩に囲まれた岬と、青い海とのコントラストが美しい白崎海洋公園(同県由良町)。「日本のエーゲ海」とも称される白崎海岸沿いの道路や公園内で6月18日、一眼レフやスマートフォンを手にした老若男女17人が、景色を見ながら写真撮影を楽しんだ。

 由良町を含む日高地方の魅力を発信する「ヒダカサミット」として初めて行われたこのイベントは、同町在住のインスタグラマーで県職員の山口和起さん(26)が企画した。

 山口さんは平成27年10月から、インスタグラムで日高の魅力を発信。投稿写真に付けたハッシュタグ「#lovehidaka」は不特定多数の投稿者に使われるようになり、これまでに約1900枚がアップロードされている。

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