老いや死…オトナの感覚を求める灘中入試問題「ういてこい」って?

【筑駒、灘、開成トリプル受験体験記】

 息子が筑波大学附属駒場、灘、開成中学の受験に挑みました。机上の学びだけでは太刀打ちできない、と痛感させられることが多々ありました。感じたこと、知ったことを紹介します。

■灘中の「ういてこい」

 灘中学校(神戸市東灘区)の国語の入学試験では俳句がよく取り上げられる。

 灘中学・高校の大西衡教頭(国語科)は、「日本の伝統や文化を、日常の暮らしのなかで気をつけて見つけてほしいという思いからです」と出題の狙いを説明する。

 平成28年は季語「ういてこい」の季節を問うた。次のような問題だ。

 「俳句をよく読んで、最も適当なものを後のア~エから選び、記号で答えなさい」

 ういてこいういてこいとて沈ませて 京極杞陽

 長子次子(ちょうしじし)稚(わか)くて逝(ゆ)けりういてこい 能村登四郎

 ういてこい瞬(またた)きひとつせぬひまに 佐藤和枝

 ア 春、木にぶらんこをかける遊び。

 イ 夏、水に入れて遊ぶ子供のおもちゃ。

 ウ 秋、風船を空に飛ばす行事。

 エ 冬、川に住むとんぼの幼虫。

 「ういてこい」は、行水のたらいなどに浮かべて遊ぶブリキやセルロイドで作られた金魚の玩具のことだ。浮人形(うきにんぎょう)ともいう。理科玩具の「浮沈子(ふちんし)」を指した俳句もある。

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