髪型のツーブロックはウケ悪い? 就活・男子学生は「身だしなみ」でも自分磨け

【関西の議論】

 来年春に卒業する大学生らが黒や濃紺のリクルートスーツに身を包んで就職活動している姿をよく見かける。夏場は、来年の就活に向けて大学3年生たちが就業経験するインターンシップも本格化する。昨年に比べ、人手不足から、企業は面接期間の短縮や内々定を出す時期を大幅に前倒しするなど学生の囲い込みを進めているところもある。一方で、就職後に就活を後悔している人ほど、離職率も高く、3年を待たずに転職する人も多いという。こうした企業と学生のミスマッチなくすため、企業はどんな学生を求め、どんなところを見極めているのか。就活最前線を追った。

 企業と学生のミスマッチ解決

 7月末、総合人材サービスの「パーソルキャリア」(東京都千代田区)が主催の就活イベント「キャンプサミット」が大阪市内で開催され、大手企業の新卒採用担当者が登壇するとあり、約100人の学生たちが集まった。同イベントは、企業と学生のミスマッチを解決することをめざし、「就職改革」という観点で、東京・名古屋・大阪など全国5会場で、17の企業が登場する。

 パネルディスカッションでは、江崎グリコやロート製薬といった関西を代表する大手企業5社の採用担当者が、採用の取り組みや求める人材、目標意識、行動力について語った。

 ロート製薬は、エントリーシートをはじめ、面接などでの採用活動を実施せず、インターンシップの就業体験の現場で接することを採用面接のかわりとしている。新卒採用リーダーの蔵方佑介さんは「現場で日々接することで、学生たちの人となりを知ることのほうが有益」と語る。

 また、ユニークな“我こそ選考”の採用基準を持つパナソニックは、「アマゾン川で筏下りをした猛者や、人助けで表彰された人など、人とはちょっと違う強みを持つ、型破りな人材を確保した」と話した。

 「自己理解力」が必要

 「ものを作ってもなかなか売れない時代。学生時代の経験から、どんなことをしてくれるんだろう、興味がわく人材であることが何よりも重要」と採用担当者は声をそろえる。

次ページでは、採用担当者は学生のどんなところを見ているのだろうか

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