金星に未知のジェット気流 探査機「あかつき」が発見

《金星赤道付近の上空(高度約45~60キロ)で、未知のジェット気流が見つかった。金星大気を吹く強風「スーパーローテーション」のメカニズム解明につながるという。[ITmedia]》

 北海道大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月29日、探査機「あかつき」の観測データを分析したところ、金星赤道付近の上空(高度約45~60キロ)で、未知のジェット気流を発見し「赤道ジェット」と命名したと発表した。「金星大気の高速回転の謎を解く鍵になる」としている。

あかつきによる金星の観測イメージ図 (c)PLANET-C Project Team

あかつきによる金星の観測イメージ図 (c)PLANET-C Project Team

 金星の表面は分厚い雲が覆っており、その雲頂(高度約70キロ)では自転の速さを上回る「スーパーローテーション」(秒速100メートルの東風)が吹いているが、詳しいメカニズムは分かっていない。また分厚い雲の下は可視光では見通せず、十分な観測データがなかったこともあり、高度45~60キロでは、風速がほぼ一定で比較的遅いと考えられていた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ