災害用ロボ、早期実用化へ 新潟・長岡技科大と企業共同開発 消防本部で運用実験

 福島第1原発事故や度重なる災害でロボットやAI(人工知能)の活用に注目が集まる中、長岡技術科学大(新潟県長岡市上富岡町)のレスキュー安全工学研究室と、同市内の鉄工業者など約10社で構成される「Nexis-R(ネクシスアール)」が、レスキューロボット「R5・0」を開発した。市販ゲーム機のコントローラーを使った遠隔操作で、要救助者の発見も可能になり、実用化に向けて期待が高まっている。

 R5・0は高さ19センチ、全長56センチ、重さは30キロ。熱感知カメラや人が出す二酸化炭素を感知するセンサーなどを搭載している。さまざまな形状の物体を握れるよう工夫したアームや、約10キロまで物体を持ち上げることができるのが特長だという。5月に行われた危険物の認識能力などを競うロボカップジャパンオープンでは準優勝を果たし、7月の世界大会ではベスト8に輝いた。

 8日には五泉市粟島の市消防本部で実用化に向けた運用実験が行われ、がれきが積み重なった狭隘(きょうあい)空間で要救助者を発見するデモンストレーションや、同本部の救助隊員が実際にコントローラーを握ってロボット操作を体験した。キャタピラを使ってがれきの中を進み、段差をスムーズに上るR5・0の様子に、同本部の隊員らから「すごい」と驚きの声が上がっていた。

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