試験で「不採用」の公募校長、区長の“物言い”で一転「継続採用」 大阪市教委「評価、一面的すぎた」

 大阪市教育委員会が小中学校の公募校長の継続採用を決めるために行った試験で「不採用」とした同市淀川区の中学校長について、区の教育担当次長を兼ねる区長が不採用理由を問い合わせた後に、市教委が一転して継続採用を決めたことが分かった。市教委は取材に対し「評価のために集めた情報が一面的すぎた」と自らの非を認めているが、公職員の採用が“物言い”によって覆された格好で、専門家からはその対応に疑問の声も上がっている。

 公募校長の任期は3年で、校長の希望により最長5年まで継続できる。市教委は「どのように学校経営をしていくか」を主なテーマとしたリポートと面接試験に加え、市教委の管理主事による勤務実績の評価を勘案して継続採用の可否を決める。

 関係者の話や市教委によると、淀川区の中学校長は昨年12月末、市教委から継続採用をしないとする連絡を受けた。理由は伝えられず、不審に思った校長は区の教育担当次長を兼務する区長に相談。区長は不採用の根拠を示すよう市教委に求めた。

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