すだちぶり、ウメビーフ、バウムクーヘン豚…ブランド“ご当地飼料”で風味も栄養もアップ

 養殖魚や家畜を育てる際の飼料にフルーツなど、ご当地の特産品を加える手法が広がりを見せている。通常の飼育方法よりも手間や費用はかかるものの、甘みや爽やかな香りなどといった風味だけでなく、栄養価も上がるという。生産者らは「すだちぶり」(徳島県)や「大阪ウメビーフ」(大阪府)など、加えた飼料をブランド名に取り入れるなどしてアピールしている。(江森梓)

■生臭さがなく後味さっぱり ビタミンEも3~4倍

 「エサにスダチを入れると生臭さがなく、後味がさっぱりしたブリになるんです」。徳島県鳴門市の北灘漁業協同組合参事の菊川力男さん(42)は同県特産の「すだちぶり」について、こうPRする。

 すだちぶりは、鮮魚販売などを手がける商社「徳島魚市場」(徳島市)と同漁協が共同開発し、平成25年から販売。同漁協の船が漁をする鳴門海峡付近の海域は潮流が速いため水質が良く、昔からブリの養殖がさかんだったが、生産量で徳島県が全国1位の生産量を誇るスダチを、飼料に加えることを思い立った。

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