今月猫下回る…「戌年」目前で犬の飼育数が急減のナゼ?

 ペット界の二大勢力に変化が起きている。犬の飼育数が近年、大幅に減り、業界団体の調査で今月、ついに猫を下回った。戌年を目前にして起きた逆転劇。どんな事情があるのか。

 「犬の減少は、少子高齢化の影響が一番大きそうです」。そう話すのは、ペット業界大手「イオンペット」の広報担当の石田智子さん(52)。

 毎日の散歩が必要で、予防接種の義務などがある犬は、猫よりも飼育に手間がかかるイメージが強い。「犬を諦め、代わりに猫を飼う高齢者が増えている」とみる。

 業界団体「ペットフード協会」の調査によると、1匹を生涯飼うのに必要な平均経費は、犬が約160万円、猫は約108万円。犬の方が飼育にお金がかかるのも影響したとみられる。

 犬の平均寿命は14歳を超えた。岐阜県獣医師会の石黒利治会長(69)は「犬を飼っていた団塊の世代で、新たな犬の飼育を断念する人が増えた」。長寿になった犬を最期まで世話できるか不安があるからだ。無料で手に入りやすい猫が、今後もリードを広げそうだ。

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