山梨・甲斐犬の「カイ」 趣味で育て11年…いまや犬舎も

 【甲信越の戌】

 〈山梨〉「甲斐犬は甲斐の人に似てるかもしれん。最初は頑固だけど、いったん気を許した人間にはとても忠実だよね」

 甲府盆地に位置する山梨県南アルプス市野牛島で甲斐犬を飼育する「南アルプス犬舎」。運営する有墨博文さん(71)は、飼育する最年長のカイ(オス 11歳)の顔を見ながら頭をなでる。

 美しい立ち姿と性格の良さが特長で、今ではペットとしても人気の甲斐犬。もともとは甲府盆地を囲む山々にいるイノシシやシカの猟で活躍する猟犬として活躍していた。昭和9年に日本固有の和犬として、天然記念物に指定された。戦後は日本各地で飼育する人が増えた。

 有墨さんは会社員時代から甲斐犬が好きで、オスを飼い始めた。

 「とにかく飼い主に忠実。頭がいい。立ち込みがかっこいい。前足と背筋がピンとしていてりりしい。大昔はニホンオオカミと混在していたと聞くからオオカミの血が入っているのかな。顔がきりっとしている。犬はだいたい集団生活するが、特に甲斐犬はオオカミのように団体行動の規律に優れているだよね」

 オス1匹から育て始めたが、オスだけでは寂しくてかわいそうだからとメスを飼い始め、子犬が生まれ増えて現在は7匹。

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