加計学園補助金「妥当」報告に今治市長「意見を尊重する」

 愛媛県今治市に学校法人「加計学園」(岡山市)が新設する岡山理科大獣医学部を巡り12日、愛媛県今治市が支出する補助金64億円について検証していた第三者委員5人全員が「妥当」との見解を示し、菅良二市長は「いただいたご意見を尊重する」とコメントした。

 この日、第三者委員の連絡会が市役所で開かれ、委員5人全員が獣医学部への補助金支出などは「妥当」とする見解を報告した。

 第三者委は弁護士や公認会計士、学識経験者の計5人。建築費や土地の無償譲渡の妥当性、感染症対策設備の安全性などの項目で各専門分野で検証していた。合議制ではなく、個別に意見書を菅市長に提出する。

 法的な検証を行った座長の妹尾克敏・松山大教授は、「土地の無償譲渡、補助金交付決定も合理性があり、手続きに瑕(か)疵(し)はなく妥当」と報告した。

 市は県と共に最大96億円を補助することを決定している。菅市長は「いただいたご意見を尊重し、愛媛県ともしっかりと話をつなぎながら、支援について判断したい」とのコメントを出した。

 中村時広知事は「この結果を踏まえた上で、公金を支出する以上、住民に対して行政が説明責任を果たせるよう、県と市が共同歩調をとって精査が必要と考えている」とコメントした。

 今治市民対象の説明会が21日午後3~5時、同市南宝来町の市総合福祉センター「愛らんど今治」4階多目的ホールで開かれる。

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