「もう一度、伯母と話したい」ジャーナリスト・山本美香さんのめい、山本悠希さんが作文コンクール入賞

 「もう一度話をしたい」。2012年に内戦状態が続いていたシリアで取材中に銃撃され、死亡したジャーナリスト、山本美香さん=当時(45)=のめいで、山梨県立都留高校3年の山本悠希さんが今月10日、東京都内で表彰式が行われた作文コンクールの応募作品に、大好きだった「みかおばちゃん」への思いをつづった。

 作文コンクールは、犯罪の被害者や遺族が中高生を対象に自らの経験を語る「命の大切さを学ぶ教室」を受講した中高生が対象で、悠希さんは文部科学大臣賞を受賞した。表彰式の後、美香さんを思い浮かべながら「喜んでくれているんじゃないかと思います」と語った。

 世界各地の戦地で取材をしていた美香さんだが、悠希さんの自宅には毎月のように来ていたといい、「普段は結構普通の人」。戦闘に巻き込まれた人たちの話などを聞くうち、自分も将来は看護師になり、目の前で苦しんでいる人の力になりたいと考えるようになったという。

 美香さんが亡くなった後も、報道によって今まで聞いたことがなかった姿を詳しく知った。作文では「伯母が見てきたもの、経験してきたことをもっと知りたい、もう一度話をしたいという思いも強くなっていった」とつづっている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ