事故の危険、VRで体感 「“恐怖心”感じて」 新潟県警が新シミュレーター導入

 新潟県警は、街の中を歩きながら交通事故につながる危険を仮想現実(VR)技術で体感できる歩行者専用の新型シミュレーターを初めて導入した。同県は交通事故で亡くなった人に占める65歳以上の割合が全国平均よりも高く、高齢者の交通安全意識の向上が長年の課題になっている。県警は高齢者や子供たちの指導に新型機を活用し、事故の防止に役立てたい考えだ。(太田泰)

 新型シミュレーターは3つの画面上に道路などの街並みを再現。ゴーグルのような端末を装着すると3Dで再現された街並みの中に入り込み、周囲を左右前後に見渡せる環境の中で自由に歩き回ることができる。死角から急に飛び出してくる自動車やバイク、自転車などを避けたり、横断歩道で安全を確認しながら渡る訓練を現実のように体験できる仕組みだ。

 訓練する人の頭や手など体の動きをセンサーで捉え、横断歩道の手前で手を挙げると車が停止するといったように画面の展開に反映されるのも特長の一つだ。従来の機器と同様に天候や時間帯などを自由に設定できるほか、体験後は自分の動きを画面で再生して改善点を確認できる。

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