東京五輪で…JR、地下鉄、私鉄“殺人的”大混雑リスト JR東京駅で1.8倍、JR新宿駅は2.3倍

 人気種目が実施される競技場の最寄り駅も要注意だ。新国立競技場や東京体育館が近いのがJR千駄ケ谷駅。新国立競技場では2020年7月24日(金曜)午後8時から開会式が行われる。開会式前日と当日を休日とする議員立法も提出される予定だが、同29日(水曜)から8月8日(土曜)の期間、東京体育館ではメダルへの期待が高まる卓球も行われ、通勤・通学や帰宅時間が大混雑する恐れもある。

 ゆりかもめ沿線では7月25日(土曜)から8月2日(日曜)までの間、バレーボール、体操、テニス、ビーチバレーなど人気競技が行われる。観光スポットとビジネス街の顔を持つ同沿線だけに、始発の新橋駅などに観戦客が一気に押し寄せることも予想される。

 前出の田口氏は「競技場の最寄り駅は、間違いなく混雑が起こるが、最寄り駅の1つ手前で降りてもらうなど、降車駅を分散させれば対策も取りやすい」とするが、乗換駅については「ラッシュ時の混雑対策は難しく、解決への決定打はないだろう」と指摘する。

 大規模なイベントの開催による混雑は東京だけの問題ではない。田口氏は「首都圏より小規模かもしれないが、大阪万博など、関西地方でも世界的に注目を集めるイベントが開催されたら同じような混雑を招くかもしれない」と警告する。

 最悪の混雑を避けるために何ができるのか。田口氏は企業側の対策として、「五輪までに在宅で仕事を進められる仕組みを整えるように検討してもいいのではないか」と示唆する。何らかの対策を取らなければ、都心の大混雑は避けられない。

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