禁門の変から内国勧業博覧会までの資料ずらり…「御一新!~19世紀後半の京都~」京都学・歴彩館で開催

 明治維新後の東京遷都による衰退を乗り越え、京都で文化・産業が再興されていく過程を紹介する明治150年記念展示「御一新!~19世紀後半の京都~」が京都学・歴彩館(京都市左京区)で開かれている。幕末の禁門の変から、京都復興を印象づけた明治28年の内国勧業博覧会までの約30年間の軌跡を65点の資料で振り返る。7月8日まで。

 展示は、プロローグの騒然幕末から、第1章 御一新▽第2章 殖産興業▽第3章 鴨東の開発▽第4章 エピローグ 奠都(てんと)一一〇〇年-に分かれる。

 黒船の来航後、幕府の弱体化が目立つ一方で存在感を増すことになった朝廷に対し、第14代将軍の徳川家茂が公武合体を背景にした安定した政治を進めるために上洛した。最初のコーナーでは、この上洛時の大名や旗本の役割を示す資料のほか、上洛の翌年に発生した禁門の変で被災した人たちに幕府や大名がコメを支給したことを記録した文書などを展示している。

 第1章では、慶応4年に京都府に改められ、明治9年に府域が確定していくまでの様子を地図などで説明。また近代化に向けて京都で小学校の建設が計画される中、明治元年の目安箱「箱訴」から、宇治でも同様の設置を求めた投書などを紹介している。

 さらに視覚や聴覚に障害を持つ児童の就学に対する寄付・支援に関する資料など、世の中が一新したことで、府民も新しい教育に情熱を傾けていたことを物語る資料を並べている。

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