ミナミの真ん中に茶室 三津寺副住職「心を見つめる時間を提供したい」

 大阪のメインストリート・御堂筋に面し、「みってらさん」と親しまれる寺院「三津寺(みつてら)」(大阪市中央区心斎橋筋)に先月、茶室が設けられた。毎月20日に一般公開し、副住職の加賀俊裕さん(32)がお茶でもてなす予定で、「自分の心を見つめる時間を持ってほしい」と話している。

 居住空間である庫裏(くり)の一部を改装。畳の一部を切って炉を設け、荒れたままになっていた日本庭園もアジサイやカエデなどを植えて整備し、都会の中で自然を感じられる空間を作った。

 2年前に副住職に就任して以降、都心ならではの寺のあり方を模索してきた加賀さんは「仏教に気軽に触れる場所にしたい」と、手本をなぞるだけで本尊などを描ける「絵写経の会」を月に2回実施。手ぶらで立ち寄れる手軽さが人気を呼び、毎回約30人が集う。

 「絵写経に集中することで心が整理されるという人が多かった」と加賀さん。さらに一人一人と向き合いたいと、茶室の開設を思い立ったという。「茶道が大切にする『感謝の心』を知ることで、他人を思いやったり、自分らしさを感じたりすることができる。作法にこだわらず、ゆっくり楽しんでもらえる場にしたい」と話している。

 お茶のもてなしの参加費は千円。問い合わせは三津寺((電)06・6211・1982)。

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