認知症不明1万5千人超 5年で1・65倍に増加 警察庁まとめ

 2017年に認知症か、その疑いが原因で行方不明になったとして警察に届け出があったのは、前年より431人多い1万5863人だったことが14日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた12年の9607人と比べて約1・65倍に増えた。昨年中に所在確認できなかったのは227人だった。

 5年連続で1万人を超え、過去最多を更新した。進行する高齢化社会を見据え、全国の警察は行方不明者の早期発見につなげようと自治体と情報共有をするなど対策を進めている。

 16年以前に届け出があった行方不明者も含め、17年中に警察の捜索活動で発見されたのは1万129人。帰宅したり、家族らが見つけたりしたのは5037人だった。他に、死亡していたのが確認されたのは470人で、届け出が取り下げられるなどしたのも125人いた。

 認知症不明者が発見されるまでの日数をみると、届け出の受理当日が半数以上の72・7%。自宅周辺などを徘徊し遠くまで離れていなかったケースが多いとみられる。7日以内では、大半の99・3%だった。

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