映画好き主婦が配給会社を作るまで 「感動を共に」情熱燃やす 飯田光代さん

 ドキュメンタリー映画に感動した主婦が“映画祭”を主催し、ついに映画配給会社まで作ってしまった-。自らが映画の主人公のような女性が東京都世田谷区の飯田光代(てるよ)さん(66)だ。「感動を共有したい」と20年にわたり続けてきた映画祭に今年、一区切りをつけた。現在は、スペインのフラメンコダンサーを主人公にした映画を広めたいと活動を続けている。

 ■障害児の姿に共感

 もともと映画少女だったという飯田さん。平成8年、伊勢真一監督が制作した、障害児とその家族を描いたドキュメンタリー映画『奈緒ちゃん』を観賞。知的障害を持つ次男(30)を持つことからも感動して当時、次男が通っていた経堂小学校のPTA家庭教育学級で上映した。

 「日常生活の鏡のような奈緒ちゃん家族の描写が素晴らしかった。もっと重い作品だったら上映しなかったと思います」

 感動を共有してもらいたいと、区内にある下高井戸シネマの協力で11年から、「優れたドキュメンタリー映画を観る会」を始めた。

 1年目はチェルノブイリの被害を描いた『ナージャの村』を上映。3年目に待望の伊勢監督の映画を特集した。上映作の1本『ドキュメンタリーごっこ』の舞台が近くの松沢小学校だったこともあり、支援の輪が広がっていった。

 ■「普通」の視点で

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