第30回世界文化賞 受賞者発表会見 喜びの声

 パリのフランス国立ギメ東洋美術館別館で行われた発表会見には、絵画部門で受賞したピエール・アレシンスキー氏(90)、建築部門で受賞したモロッコ出身のクリスチャン・ド・ポルザンパルク氏(74)が出席した。

 アレシンスキー氏は「私は日本の書家との出会いに大きな影響を受けた」、ポルザンパルク氏は「大変うれしく、光栄だ。日本を再訪し、新たな発見をするのが楽しみ」とそれぞれ受賞の喜びを語った。受賞者の紹介は、世界文化賞国際顧問でフランス元首相のジャン=ピエール・ラファラン氏が行った。

 会見には、木寺昌人・駐仏日本大使、2015年に同賞建築部門で受賞したドミニク・ペロー氏も出席。地元の記者や美術関係者ら約80人が集まり、祝福した。

 東京都千代田区の日本プレスセンタービルで行われた会見には彫刻部門受賞者の中谷芙二子氏(85)が出席。中谷氏は「大変立派な賞をいただくことになり、最初はびっくりしましたが、光栄なことだと思い、感謝しております」と緊張した面持ちであいさつ。“霧のアーティスト”として活躍してきた経験を踏まえ「自然に寄り添い、従い、リスペクトし、自然が“語る”ものに耳を傾ける。そういうアプローチや作法みたいなものを物理学者である私の父から学んだと思います」と振り返り、受賞の喜びをかみしめた。

(パリ 三井美奈、東京 竹中文)

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