絶滅種のドジョウも3D画像で“復活” 国内初の標本館がネット上に開設

【びっくりサイエンス】

 童謡の歌詞に登場し、食用としても親しまれてきた淡水魚「ドジョウ」。環境の激変で絶滅の恐れが高まる中、九州大などの研究チームは今月、絶滅種を含む日本産の全35種類の標本を3D画像化した国内初の標本館をインターネット上に開設。「多くの人にドジョウの面白さや大切さを感じてほしい」と呼びかけている。

田んぼや小川が激減、高まる絶滅の危機

 日本には亜種も含め35種類のドジョウ類が生息し、それぞれ多様な水環境に適応して、さまざまな形態に進化してきた。たとえば京都府や岡山県に生息する国の天然記念物アユモドキは、ドジョウの仲間なのに体が縦に平らで体高も高く、泳ぐ姿は名前の通りアユに似ている。

 だが、戦後の高度経済成長期以降、宅地造成などの目的で全国の里山が開発されて田んぼや小川が激減。さらに侵入が相次ぐ多様な外来種との競争で、ドジョウの仲間は餌場や繁殖場を次々と失い、生息域が大きく狭まった。

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