ドクさん「戦争の悲惨さ知って」 広島で講演

 ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれたグエン・ドクさん(37)が28日、客員教授を務める広島国際大の学生ら約150人を前に広島市で講演し、「私は戦争被害者の一人。若い人に戦争の悲惨さを知ってほしい」と話した。

 ドクさんはベトナムが枯れ葉剤で、広島は原爆で戦争被害を受けたと指摘。広島や長崎の原爆についての資料を見ると自分も悲しくなると語り、「(被害を)乗り越えるため一緒に頑張りましょう」と呼び掛けた。

 ドクさんは兄ベトさん(故人)と共に「ベトちゃんドクちゃん」の愛称で呼ばれた。昨年4月の客員教授の就任以降初めての講演。当初は広島県東広島市の同大学キャンパスで予定されていたが、西日本豪雨で大学が被災したため会場が変更された。

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