逆走台風12号 西日本横断、九州に上陸 8都府県で24人負傷

 台風12号は三重県伊勢市付近に29日午前1時ごろ上陸後、勢力を弱めながら東から西に逆走する異例のコースを進んだ。西日本豪雨の被災地を含む広い範囲に激しい雨を降らせ、午後5時半ごろには福岡県豊前市付近に上陸した。30日にかけて九州北部を横断して東シナ海に抜ける見通し。

 速度の低下に伴い、気象庁は警戒を呼び掛けた。28日以降の台風による負傷者は8都府県の24人に上った。死者や行方不明者は確認されていない。

 西日本豪雨の被災地では自治体が警戒を強めた。岡山県倉敷市では29日午前6時すぎ、高齢者や体の不自由な住民らに避難を求める「避難準備・高齢者等避難開始」を発表。防災無線で「土砂災害の恐れがある」と呼び掛けた。大規模な土砂崩れがあった広島県坂町では約4800世帯約1万1千人に一時避難指示が出たが、午後に解除された。

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