iPSでパーキンソン治験「根治に近く」…京大・高橋教授一問一答

 京都大の高橋淳教授による冒頭発言と一問一答要旨は次の通り。

 「パーキンソン病に対するiPS細胞の治験は世界で初めて。だが、研究に携わってきた方の成果の上にわれわれがある。先人たちの思いが詰まった治験だ」

 -iPS細胞を使うことで期待される効果は。

 「失われたドーパミン神経細胞をもう一度増やすことは、他の治療法とコンセプトが違う。より根治に近い状態をつくり出せる」

 -治験に臨む意気込みは。

 「自分のマインドは臨床医。患者を治してこそという思いがある。積み上げたものがいよいよ試されるという厳粛な気持ちだ」

 -予想される副作用はあるか。

 「移植した細胞が増え、脳の中に腫瘍をつくる可能性があるが、放射線で増殖を止められる。手術でも安全にアプローチできる」

 -高額医療となる懸念がある。

 「保険の適用を目指すために治験を行う。企業とともに製造を大量、自動化させることで、コスト削減を目指す」

 -将来、保険適用する時期の目標は設定しているか。

 「ベストなシナリオは、今回の7例で条件付き承認が得られること。術後経過観察が終わったころ、承認申請する方針」

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