西日本豪雨 被災工務店「真備のために」奮闘 リフォーム工事に注文殺到

 西日本豪雨で地域の約4分の1が冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町で、地元の工務店に住宅リフォームの注文が殺到している。水につかった住宅は速やかな解体が必須。猛暑の中、「真備の復興のために頑張らないと」と、従業員らは奮闘を続けている。

 「3週間もすれば水が腐り、カビもひどい」。同町の住宅街では、建築会社「中本屋工務店」(同町尾崎)の従業員らが、まだ新築に近い住宅の壁や床などを手作業で解体していた。フローリングをはがすと湿った床板が現れ、外壁と内壁の間に詰められた断熱材は、2階でも水を大量に吸ってスポンジのような状態。従業員らは「浸水後すぐにばらせば被害もまだ少ないが、もう構造材以外は使えない」と話す。

 まるで海-。7月7日朝、会社を見に来た同社社長、岡田博幸さん(50)は目を疑った。一帯は水につかり、かろうじて水面に顔を出していたのは会社の3階部分。そこに従業員が取り残されていた。

 近くでボートを2そう借り、スコップをオール代わりに使いながら、屋根などで救助を待つ近隣住民から救助を開始。暗くなるまでの約9時間で、70人ほどを救出したという。

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