漫画「戦争めし」 食糧難下の知恵と工夫、伝える「食の力」 この夏ドラマ化も

 祖父の正夫さんは無事に復員し昭和58年、75歳で亡くなった。マレーシアの戦地で考案されたキャベツ巻きは終戦後、まだのりが出回らない地元の結婚式のごちそうとして喜ばれ、今も店の名物だ。焼きキャベツとすし飯に卵焼き、キュウリ、長ひじき、クルミ、かんぴょうなどを巻き込み、切り口もカラフル。

 「昨日もベジタリアンの香港のお客さんが注文してくれた。弾が飛び交う戦場でじいさんが必死で作ったすしを今、同じアジアのお客さんがおいしそうに食べている。その姿を目の前にして改めて、平和でいい時代になったと思いました」と文彦さん。

 空腹に耐え、日本のために頑張ってくれた先人たちのおかげで、今がある。

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