九州北部豪雨被災地・東峰村に「災害伝承館」 豪雨記録公開、VR生かした展示も 九州大

 昨年7月の九州北部の豪雨で被災した福岡県東峰村で、九州大の復興支援団が現場の写真や住民の証言映像などを公開し教訓を伝える「災害伝承館」を11月に開設する計画を進めている。

 支援団によると、村の林業総合センター内に整備。土砂や流木に襲われた現場を撮影した写真や地元のケーブルテレビ局「東峰テレビ」が住民にインタビューした映像などを公開する。

 水害の怖さを体感してもらおうと、仮想現実(VR)の技術を生かした展示も計画。自然災害の専門家の調査拠点や復興支援団体の活動拠点としての活用も考えている。

 東峰村では昨年の豪雨災害で、土砂崩れや河川氾濫が相次ぎ3人が犠牲となった。九大は、教員ら約50人で支援団を結成。学生ボランティアと共に、村の復興計画作りなどで助言してきた。

 隣接する朝倉市の旧松末小でも同様の施設の計画を進めていたが、環境が整わず見送られた。

 団長で九大アジア防災研究センター長の三谷泰浩教授は「災害の経験を将来に生かせる形で残したい。住民が愛着を持てる施設にできればいい」と話す。

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