台風20号で故障、神戸の「希望の灯り」制御基板を交換し再点火

 阪神大震災の犠牲者追悼を願い、神戸市中央区の東遊園地にともるガス灯「1・17希望の灯(あか)り」が、24日未明に通過した台風20号の影響で消えていたことが分かった。強風時には安全のためガスが自動停止する仕組みだが、制御基板の故障で再点火できなくなっていた。28日に基板が交換され、再び火がともった。

 希望の灯りは、震災から丸5年となる平成12年1月17日、県内の被災10市10町をめぐって運んだ種火と、全国から寄せられた種火を一つにして灯された。東日本大震災の被災地など各地の追悼行事にも分灯され、震災の悲惨さや助け合いの温かさを伝えてきた。

 神戸市によると、強風で火が消えるとガスは停止し、スイッチを入れると再点火できる。だが今回の台風では、台座前の地下に設置されている制御基板が水没して故障。昨年9月の台風でも火が消えたが再点火はできたといい、故障は初めてという。

 市は今後、同様の事態が起こらないよう対策を検討する。担当者は「火に込められた思いは変わらない」と話している。

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