台風21号 “最強台風”首都圏直撃の場合は… 運休・休業、早期判断を 首都圏こそ躊躇せず

 非常に強い勢力のまま西日本に上陸する見込みの台風21号。関西の鉄道各社は上陸に備えて事前に早々と運休を決め、企業も休業措置をとるなど異例の厳戒態勢が敷かれた。官公庁や多くの企業が集中する首都圏で“最強台風”が上陸・接近した場合は-。鉄道各社は関西と同様の対応に慎重な姿勢を見せるが、専門家は「首都圏だからこそ早期判断が重要」と訴える。

 鉄道はおおむね風速20メートル以上で速度を規制、25メートル以上で運転を見合わせる。雨量では、例えば相模鉄道は雨量計が1時間で40ミリまたは総雨量で200ミリに達すると速度を落とす。両方の場合は運休となる。ただ、関西のように事前の予想で全線にわたる運休を決めるのは極めて珍しい。

 JR東日本では昨年10月の台風21号の通過を前に一部路線の本数を減らしたり、直通運転を取りやめたりした。しかし全線での判断はせず、通過の際に風速や雨量を基に運休区間を拡大させていった。

 JR東の担当者は「大混乱に陥らないように最新の気象情報を基に判断していく」とし、関西のような事前措置について「仮定の状況には答えられない」。東急電鉄も「状況に応じて判断する」との見解。東京メトロは「地下だから影響がないというわけではない。他社との乗り入れや気象条件を踏まえて適切に判断していく」とした。

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