改良型「パワーアシストスーツ」発売へ 和歌山大

 重い荷物も楽々-。農業や建設業、介護現場などの負担を減らそうと、和歌山大学の八木栄一名誉教授が代表取締役を務めるベンチャー企業「パワーアシストインターナショナル」(和歌山市)は15日、着るだけで負荷を5~12キロ軽減する「パワーアシストスーツ」を初めて発売する。従来より軽量型に改良した。11日には報道関係者向けにスーツを着用して実演し、機能性などをアピールした。

 スーツは重さ4・7キロと軽量でバッテリー充電式。1回の充電で約3時間利用できる。リュックサックを背負うように着用。腰回りなどのベルトで固定して使用する。センサーなどが体の動きを感知し、腰部分にあるモーターが作動して力仕事を支援する。

 八木名誉教授が大手機械メーカーから和歌山大の教授(当時)に就任した平成17年、「将来は人間の力を支援するロボットが必要」と考えていたところ、県内の農家から農業用スーツ開発の要望があり、開発に着手。21年に第1弾を完成させた。

 当初はアルミ製のフレームを使用し、重さは40キロあったが、より軽いポリエステルを採用するなど改良や実証試験を重ね、27年に同社を設立した。

 今回のスーツは、軽量でコンパクトなデザインに加え、歩行▽荷物の上げ下げ▽中腰姿勢の維持-といった複数の場面で体の動きをアシストできるのが特徴。1体で複数の動きに対応できるスーツは珍しいとしている。

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