藤井聡太七段、ヒューリック杯棋聖戦1次予選決勝 今泉四段を破り2次予選へ

 将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)は31日に大阪市福島区の関西将棋会館で指された産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第90期ヒューリック杯棋聖戦」1次予選ブロック別決勝で今泉健司四段(45)を107手で破り、初めて棋聖戦2次予選進出を決めた。

 藤井七段は昨年の棋聖戦は1次予選決勝で大橋貴洸(たかひろ)四段(26)に敗れたが、今期は駒を一歩進めた。公式戦通算成績は97勝17敗となり、通算100勝まであと3勝と迫った。

 午前10時からの準決勝で村田顕弘(あきひろ)六段(32)との対局を制し、午後2時からの決勝に臨んだ藤井七段。対戦相手の今泉四段は年齢制限などでプロ棋士養成機関「奨励会」を2度退会してプロ編入試験に合格、戦後最年長の41歳で棋士になった異色の経歴を持つ。7月放送のNHK杯で藤井七段を破っていた。

 藤井七段は先手となり、準決勝に続いて両者とも1分将棋の激しい攻防を繰り広げたが、優勢を築いた藤井七段が押し切った。

 初の2次予選進出を決めた藤井七段は「押さえ込まれそうなところもあり、難しい将棋だった。去年より1つ上に進むことができたので、一局でも多く指せるよう頑張りたい」、敗れた今泉四段は「内容的に完敗。中盤、もうちょっとやりたかったが、みじめになりそうで正直、残念な投了となりました」とそれぞれ語った。

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