和歌山で「世界津波の日」高校生サミット 「稲むらの火継承宣言」採択

 48カ国の高校生約380人が津波防災について議論する「『世界津波の日』2018高校生サミットin和歌山」は最終日の1日、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで「稲むらの火継承宣言」を採択し、閉幕した。

 この日は、参加した高校生らが災害について「知識を得る」「備え意識を高める」「生き抜く」の3テーマで議論。グループごとに議論の成果を英語でスピーチした。

 「生き抜く」をテーマにしたグループは「災害が起きた時にどう行動するのかを学ぶ機会が少ない。私たち高校生は、ソーシャルメディアなどを通して正しくポジティブな情報を発信することが必要だ」と述べた。

 閉会式では、議長を務めた県立日高高3年、中井充歩さん(17)と県立串本古座高2年、伊森安美さん(16)が、人命救助や地域の復旧復興、災害への備えといった広川町の「稲むらの火」の故事が伝える教訓を世界に伝え広げていくとした「稲むらの火継承宣言」を朗読。「私たち若い世代が災害への知識と備えを共有し、世界を変えていこう」と呼びかけた。

 会場の参加者らは、稲むらの火をイメージしたペンライトを灯して友好と連携を誓い合った。

 閉会後、中井さんは「48カ国という今までにない数の国が参加してくれて、さまざまな議論ができて有意義だった」、伊森さんは「議長の仕事は大変だったけど、楽しめた」と話していた。

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