トリビア満載「堺の鉄道130年」展

 明治21(1888)年に初めて堺に鉄道が通ってから130年という節目を迎えたのを記念し、堺市立中央図書館(堺区)で「堺の鉄道130年」展が開かれている。当時の写真や新聞記事、時刻表、パンフレットのほか幻に終わった「堺鉄道」計画の路線図など約30点を展示。25日まで。

 明治21年に大阪・難波-堺間を開通させた阪堺鉄道はその後、紀泉鉄道を合併。31年に南海鉄道(現南海電鉄)として難波と和歌山を1本の路線で結んだ。さらに阪堺電気軌道、高野鉄道とも合併し、堺を南北に通る現在の南海本線、高野線、阪堺線の3路線を有するに至った。

 この南海にライバル意識をむきだしにしたのが、昭和4年開業と後発の阪和電気鉄道(現JR)。天王寺-和歌山間を1時間で結んだ南海に対抗し、45分で走らせた。

 同図書館総務課副主査の大浦一郎さん(58)は「当時のパンフレットを見ると、運賃を下げたり、食堂車を設けたりと、両者の競争が過熱するようすがうかがえる」と話す。

 ほかにも、観光地・浜寺に4本もの路線が乗り入れていたこと、明治29年に堺と奈良を結ぶ「堺鉄道」が計画されたが、ライバル・大阪鉄道(現JR)の猛反対で頓挫したことなど、堺の鉄道史をつぶさにたどる構成となっている。

 午前10時~午後8時。月曜休館。無料。11日午後2時からは鉄道史に詳しい竹田辰男さんによる講演「パンフレットに見る阪和電気鉄道のあゆみ」(要申し込み)が開かれる。問い合わせは同図書館(072・244・3811)。

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