嘆きとユーモア…平成経済を綴ったサラリーマン川柳

 新元号の発表まであと約2カ月。ユーモアを交えて世相をつづってきた第一生命保険の「サラリーマン川柳」(サラ川)も昨年末に平成最後の作品が発表された。バブル崩壊からデフレに突入、実感の乏しい戦後最長の景気拡大に至るこれまでの約30年。会社での働き方や技術の進歩、人間関係のありようをどう表現してきたのか。優秀句に選ばれた2900句にものぼる川柳から平成経済を振り返ってみた。

■バブル期、モーレツ社員

 現在、定年にさしかかったサラリーマンが、若手として一線で働いていた約30年前。平成始めはバブル景気に沸いていた。そんなころの働き方は、今でいうならブラック企業のような状態だったかもしれない。

 「ビジネスマン 24時間 寝てみたい」(ボーナス 平成2年)

 当時は、栄養ドリンクのCMソングの一節、「24時間戦えますか」というフレーズが流行していた。

 「終電車 座ったばかりに 乗りすごし」(オジサン 2年)

 「頑張れよ 無理をするなよ 休むなよ」(ビジネスマン 4年)

 長時間労働が当たり前だった時代。バブルを象徴した地価の高騰は尋常でなかった。

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