横浜に初の介護技能実習生 現場も初の受け入れ 質担保を模索

 横浜市に初めて海外から介護技能実習生が派遣された。市内の介護施設で昨年10月から中国人3人が働き始めた。同施設の関係者は「今は人材枯渇。外国人が施設存続の生命線」と、頼みの綱として期待を寄せる。しかし、同施設は外国人の受け入れ経験はなく、中国語を話せる職員もいない。外国人材の受け入れを拡大する新制度が4月から始まるが、介護は利用者や同僚との円滑な意思疎通が求められるなどの難しさがあり、チームワークや介護の質をいかに担保するかを現場は模索している。

 「移動しますよ」。某日午後2時ごろ、同市港南区の特別養護老人ホーム「サンバレー」。昨年10月から介護技能実習生として働く慕秀坤(ぼしゅうこん)さん(29)は、女性入居者に優しく声をかけた。

「ずっと日本で」

 車いすに座る女性入居者を軽々と両手で抱えてベッドへ移乗する。「ありがとう」と、女性入居者は満足げにほほ笑んだ。同施設では、慕さん以外に胡洪霞(こうか)さん(31)と馬国珍さん(42)が働いている。

 平成29年11月に技能実習制度に介護分野が追加されてから、市内の施設に介護技能実習生が派遣されるのは初めて。同施設を運営する社会福祉法人「同塵会」は、第1陣として13人の中国人実習生を昨年10月に受け入れ、先月、さらに8人を受け入れた。

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