白血病治療薬「キムリア」承認、米国で1回5千万円

 製剤の副作用で、過剰な免疫反応を起こすサイトカイン放出症候群が起き、高熱や嘔吐(おうと)などが生じる場合がある。臨床試験では、因果関係が否定できない死亡例(脳出血など)が、ALLで2例、DLBCLで1例出ているという。

 国内で承認されればCAR-T細胞を使ったがん免疫治療製剤の第1号。投与対象となる患者はピーク時で年計約250人という。

 一方、足の血管が詰まる重症虚血肢の遺伝子治療製剤「コラテジェン」も、再生医療部会が同日、製造販売を条件付きで了承した。大阪大発ベンチャー「アンジェス」が申請。血管再生などの作用を持つ遺伝子を患者の体外から入れ、症状を改善させる。正式承認されれば国内初の遺伝子治療製剤となる。

 ■免疫療法

 体の中に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する「免疫の力」を治療に使う方法。免疫が弱まれば薬を投与するなどして活性化。がん細胞が免疫細胞にかけるブレーキを外すことに着目したのが、ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授。免疫療法はがん治療として、手術、化学療法(抗がん剤)、放射線に次ぐ「第4の治療」として注目を集めている。

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