JR石勝線夕張支線が廃線に

 北海道夕張市のJR石勝(せきしょう)線夕張支線(新夕張-夕張、16・1キロ)が31日、127年の歴史に幕を閉じた。大勢の住民や鉄道ファンが最後の列車を見送った。JR北海道が平成28年、全路線の約半分にあたる10路線13区間(計1237・2キロ)を「単独では維持困難」と表明して以来、対象区間では初の廃線となる。

 同市は炭鉱のまちとして栄え、昭和35年の人口は約11万7000人だったが、石炭産業の衰退とともに減少し、現在は8000人程度に。平成19年には財政破綻した。JR北海道に、市側からバスなどの交通体系の維持を条件に廃線を逆提案し、廃線で合意した。

 お別れセレモニーでは、夕張がロケ地になった山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」(昭和52年)にちなみ、黄色いハンカチとペンライトを振った。沿線に住む松宮文恵さん(71)は、夕張駅でハンカチで乗客を迎えてきた。「列車の音が私の時計代わりでした。時代の流れでしょうが、寂しい。ついにこの日がきたんですね」と話した。

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