令和最初の1日 銀座、渋谷、新宿…東京を撮り歩く

 新しい時代の幕が上がった令和元年5月1日。天皇陛下のご即位と令和の到来を祝う声であふれる東京の繁華街や観光スポットを撮った。

 11時30分

 JR東京駅の丸の内南口などに「天皇陛下御即位おめでとうございます」と書かれた横断幕が飾られた。ちょうど、行幸通りを挟んだ先にある皇居に向けてお祝いのメッセージを送っているような格好だった。

 好天に恵まれたため、赤レンガの駅舎をバックに記念撮影をする観光客も多かった。

 12時10分

 JR有楽町駅近くの家電量販店、ビックカメラでは改元に合わせたキャンペーンに力を入れているようだった。入り口では、店員が扇風機を入荷したと呼び込みをしている。令和最初の夏が近づいているのだ。

 12時25分

 銀座の中央通りは歩行者天国になっており、外国人観光客たちがショッピングと観光を満喫しているようだった。商業施設の銀座和光のショーウインドーには書家の石飛博光(いしとび・はっこう)氏による「令和」の書が飾られた。多くの人が集まる中、仲睦まじいカップルが指輪をはめた互いの左手と「令和」の書とをスマートフォンで撮ろうとしているのが印象的だった。

 13時00分

 天皇陛下がこの日の午前に「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」と「即位後朝見の儀」に臨まれたと伝える号外が各地で配られた。JR新橋駅前のSL広場では、産経新聞などの号外を求めて長蛇の列ができた。集まった人たちからは、記念にすべての全国紙の号外をもらうんだ、と意気込む声も聞こえてきた。

 13時45分

 一方、家族連れで賑わう東京タワーでは、端午の節句を控え正面玄関の広場に鯉のぼりが飾られた。毎年恒例の企画だという。風が弱く、鯉のぼりは垂れ下がったままだったが、玄関前に設置された遊具で遊ぶ子供たちは元気いっぱいだ。

 14時00分

 東京タワーから少し歩いたところにある増上寺では、令和最初の「御朱印」を受け取りたい人で行列ができていた。

 15時00分

 “平成最後の夜”に多くの人が集まった渋谷のスクランブル交差点も、一夜明けていつもの姿を取り戻していた。小雨のなか、渋谷センター街や文化村通りで、掲げられた日の丸が揺れていた。また、東急百貨店東横店のビルの壁面に人気ロックバンド「B’z」の巨大な広告が掲出。広告とスマートフォンアプリが連動する仕組みになっており、ファンたちが人の波に苦労しながらスマホをかざしていた。

 15時30分

 伊勢丹新宿店は「天皇陛下の御即位をお祝い申し上げます」とビルに掲出。雨が強くなっていたが、歩行者たちは傘を傾けてメッセージを見上げていた。

 インターネットでは、非合理的だという理由や政治的スタンスなどから“元号廃止論”まで噴出しているという。だが改元にあたって、国民生活の傍らにいつも元号があったことを実感した人は多いだろう。これからの時代に起こる様々な身の回りのこと、国民的な関心事も、やはり「令和」という元号とともに記憶されていくのだろう。

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